留学中の入院。

留学中に急性腎炎。

 

これは本当に辛かったです。

留学でNZに来てからまだ2ヶ月くらいだったので、日常会話にも不自由していたのにいきなりの入院。

 

ドクターたちが何を話しているか全然わからない。

後でカルテをこっそり見たら腎炎ということだけはわかったけれど、とにかく不安で不安で仕方ありませんでした。

そんな私の様子を見たドクターがなぜか中国人のドクターを私につけてくれました。

中国語は英語よりわかりません!笑

 

熱がかなり高かったため、ナースが「これで少し下がるから安心してね」と注射を打ってくれました。が、一向に下がらない。

別のナースが来て体温を計ってもらったら、「さっきのナース、なんの注射打ったの?」と私に聞いてきました。

 

え!私に聞くの・・・!?

 

わからないとを伝えると、ベッド横にあるゴミ箱をあさって使用済み注射器を確認し始めました。そして「うそでしょ!!」と怒ったようなセリフを残して部屋を去って行きました。

 

この時の不安ったらありませんでした。

間違った注射を打たれたのかも?これは医療ミス?私は大丈夫よね?!と、高熱でボーっとする頭で色々なことを考えていたら涙が出てきました。

 

前述しましたが、この頃の私の英語力は本当に低かったので、私が思っているほど大したことではなかったのかもしれません。聞き間違いもあったのかもしれません。でも、とにかく言葉の壁は想像以上に厚いものだと思い知らされました。

 

そして体調が良くなって無事退院する日。

なんとなくカルテを見たところ、病状などが書き込んであるすぐ横に・・・「Poor English」とありました。

自分でもわかっていました。そしてそれをカルテに書き込んだのも十分理解できます。患者の重要情報ですから。

 

でも、やっぱり恥ずかしかったし悔しかったですね。入国してから勉強は頑張っているつもりでしたが、この出来事があってやる気にアクセルがかかった気がします。

 

「楽しく英語を勉強したいなんて思わない。そんな生ぬるいやり方じゃ上達なんかできない。苦しんでもがいて勉強しないとたった1年で成果は出せない」

そう言い聞かせながら日々の勉強が再スタートしました。