NZ留学。

NZに留学。

ずーっと昔、私はニュージーランドに語学留学しました。

きっかけは英語が話せたらいいな~とか格好いいな~みたいなシンプルな理由だったような気がします。

そして若かったのもあって勢いで決めてしまった感じ。今思えば決断して本当に良かったなと思います。今は子供もいるし勢いで決めることはそうできないので。

私がホームステイをしていた町は信号もほとんどなく、少し車を走らせれば羊がたくさんいる牧草地が広がっているような場所でした。当時の私はほとんど英語は話せず、今みたいにSNSもなかった時代だったので、孤独感がもの凄かったです。

 

それでもたいていのことはなんとかなるもの。

病気をしたり自分のふがいなさに落ち込んだりしたものの、良い友達にも恵まれてこんなに勉強したのは人生で初めて!という充実感を持って日本に帰国できました。

帰って来てからは私は英語が話せる・・・と自惚れていた時期もあり、英語を話せる人なんか腐るほどいるじゃない!これくらいで自惚れてたなんて恥ずかしい!と実感した時、週2で英語学校に通うことにしました。TOEICも何回も受け・・・10回くらい受けたかな。これなら悪くないと思うスコアが取れるまで受け続けました。

自信を持つことは大事だけれど、自信と自惚れは全く違うもの。いつも初心を忘れずにいたいですね。

とは言いつつ、英語の勉強は最近まったくできていません。我が子には早いうちから絵本や歌などで英語は教えているので、それが私にとっても少しは勉強になっているかもしれませんが。英語の歌は本当に知らなかったので、夜寝かしつけを終えた後にYoutubeを見てこっそり歌詞を覚えたりしています笑。

 

最近は非国際化が進んで、留学はそんなに人気がないみたいです。たしかに日本にいてもある程度は英語の勉強はできますし、なんといってもまだまだ日本は他国に比べたら安全。

でも今振り返ると、私の海外留学は英語習得のためだけではなかったな、と思います。

ああ、私のこの考え方は海外では奇妙に思われるのか。ここはハッキリと自己主張すべきところなんだな。自分のことを相手に伝えるのに精いっぱいになるのではなく、相手に興味を持って質問することの大切さ。などなど、書ききれないくらいの気付きがありました。生まれも育ちも考えもまったく異なる人に対しての「対人能力」、これはなかなか日本国内では身に付かないものです。

 

たった1年の留学でしたが、あの頃はSNSがなかったので、あの人は今頃どうしてるだろうな~?と今でもふと思い出したりしています。